東北民俗の会では、会誌『東北民俗』を年に1回刊行し、会員を対象とした会報「けせら」を年に2回程度発行しています。
2021年度には、第52回柳田賞受賞記念事業として、『東北民俗』第1〜10輯を拡大復刻・合本し、会員に無償頒布しました。
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第1輯 1966年6月 | |
巻頭のことば | 堀一郎 |
柳田民俗学の確立 | 岩崎敏夫 |
おしらさま片片録 | 夏堀謹二郎 |
東北地方のあんば信仰について | 和田文夫 |
東北の民俗と密教 | 月光善弘 |
近世後期における分家の諸形態 ―盛岡藩津軽石村盛合家の例を中心に― | 岩本由輝 |
青森県の苗字 | 田村昭 |
東北における十三塚の分布 | 三崎一夫 |
羽黒山の峰中における死と再生の儀礼 | 戸川安章 |
第2輯 1967年5月 | |
稲作儀礼の対比研究の試み ―中部インドと日本― | 杉山晃一 |
てんまとむだま | 和田文夫 |
蘇民将来発祥の地 | 藤原勉 |
粥と粥の汁 | 夏堀謹二郎 |
秋田県の苗字 | 田村昭 |
雲南権現について | 三崎一夫 |
愛子の正月行事 | 夏堀謹二郎・ 田村昭・ 三崎一夫 |
近世前中期の三陸地方における市の変遷 | 岩本由輝 |
霊場山寺と夜行念仏 | 月光善弘 |
近世封建社会の心意生活 ―禁忌習俗を中心として― | 安藤重雄 |
第3輯 1968年5月 | |
恐怖の民俗 | 今野圓助 |
マイリのホトケ | 司東真雄 |
御糸良神社のオシラサマについて ―付 あんばさまについて― | 森口多里 |
人間揃い ―真古文章のうち― | 夏堀謹二郎 |
紅花の話(一) | 瀬川善太郎 |
丸森の年中行事 ―高松の斎藤伊蔵氏宅の場合― | 夏堀謹二郎・ 三崎一夫 |
白木のかのえ講 ―宮城県の山間部落における講組織の一形態― | 三崎一夫 |
兎と烏 ―御宝殿熊野神社の祭礼神事― | 岩崎敏夫 |
第4輯 1969年5月 | |
伝説におよぼす社会情勢の変化 | 岩本由輝 |
葉山信仰の考古学的一視点 | 木口勝弘 |
オシラ祭文」について | 夏堀謹二郎 |
祟り田の話(一) | 和田文夫 |
紅花の話(二) | 瀬川善太郎 |
羽黒山の年中行事にみられる諸献立 ―文化年間の羽黒山本坊年中賄調並びに本坊日記より― | 柴田百合子 |
米谷の年中行事 ―相川の斎藤雅志氏宅の場合― | 小野寺正人 |
気仙沼の年中行事 ―鶴ヶ浦の小松国雄氏宅の場合― | 斎藤京子 |
白木の年中行事 ―中白木の早坂長之進氏宅の場合― | 三崎一夫 |
第5輯 1970年5月 | |
山寺院について | 戸川安章 |
祟り田の話(二) | 和田文夫 |
あやとり | 夏堀謹二郎 |
竃神信仰の研究 | 黄川田啓子 |
宮城県におけるタナバタ小屋行事の機能 | 庄子礼子 |
宮城郡における小正月の訪問者 | 竹内祥子 |
年中行事におけるミタマの風習について ―宮城県東和町米谷相川の場合― | 小野寺正人 |
正月行事における疫神鎮送について | 三崎一夫 |
前谷地の年中行事 ―下谷地の斎藤里美氏宅の場合― | 小野寺正人 |
第6輯 1971年5月 | |
霊魂の復活 | 岩崎敏夫 |
祟り田の話(3) | 和田文夫 |
あやとり(2) | 夏堀謹二郎 |
浜降り神事考 ―日吉神社の浜降り神事を軸として― | 大迫徳行 |
宮城県における浜降り神事について | 小野寺正人 |
福島県下の両墓制について | 山本明 |
宮城県における弔あげの塔婆 | 三崎一夫 |
第7輯 1972年9月 | |
福島県における民俗芸能の分布と系譜(1) | 懸田弘訓 |
宮城県の漂着神伝承について | 小野寺正人 |
オシラサマ私考 ―蚕神の系譜に対する一試論― | 三瓶源作 |
「鶏塚」の伝説と「猫と南瓜」の昔話(上) | 夏堀謹二郎 |
焼け八幡 ―宮城県宮崎町柳沢部落の小正月行事― | 三崎一夫 |
第8輯 1973年5月 | |
福島県における民俗芸能の分布と系譜(2) | 懸田弘訓 |
近世農村における修験の活動について ―宮城県旧皿貝村本山派成就院の場合― | 小野寺正人 |
蔵王山伏の再生儀礼 | 菊池照雄 |
「鶏塚」の伝説と「猫と南瓜」の昔話(下) | 夏堀謹二郎 |
垂谷落としの神事 ―福島県相馬郡小高町大井― | 佐々木長生 |
宮城県における市神の分布 | 三崎一夫 |
福島県北部海岸地方における塩田習俗 | 山本明 |
第9輯 1974年8月 | |
オコナイ神随想 | 戸川安章 |
いわき地方のしんめいさま | 和田文夫 |
信達地方のオシラ神について | 三瓶源作 |
陸前のオシラサマ拾遺 | 三崎一夫 |
納骨の風習と納入内容について ―会津八葉寺を中心として― | 藤田定興 |
祭におけるスミつけ習俗について | 小野寺正人 |
伊具郡年中行事 | 山本明 |
第10輯 1976年5月 | |
堀一郎博士の人と業蹟 | 岩崎敏夫 |
船形山麓における葉山信仰の一形態 | 小野寺正人 |
山形県にみる「カセドリ」の習俗 | 江田忠 |
月浜の年序組織とエズノワル | 三崎一夫 |
東北地方のあやとり ―その伝承をかいぐる― | 夏堀謹二郎 |
鳥畑隆治をめぐる人々 ―国男・喜善・ネフスキイ― | 小林文夫 |
第11輯 1977年5月 | |
オゼンアルキ ―同族団とその儀礼― | 竹内利美 |
陸前金華山信仰について | 小野寺正人 |
最上地方の病送りについて | 大友義助 |
宮城県北部の庚申塔 | 鈴木正夫 |
川向いのくに | 和田文夫 |
資料 小宮太子一代記 | 司東真雄 |
宮城県における巫覡の分布 | 三崎一夫 |
第12輯 1978年5月 | |
祭りと村寄合 | 竹内利美 |
牡鹿郡泊浜の信仰集団 | 小野寺正人 |
信達地方におけるお釜講について | 三瓶源作 |
山神と鹿供養塚考 | 阿子島雄二 |
蘇民祭 | 司東真雄 |
「あやとり」その後 | 夏堀謹二郎 |
宮城県伊具地方の神楽について | 鈴木悦郎 |
本吉郡志津川地方のオシラ神 | 芳賀清一 |
三陸町吉浜スネカ覚え書き | 川島秀一 |
裸カセドリ ―宮城県加美郡宮崎町切米部落の小正月行事― | 三崎一夫 |
第13輯 1979年5月 | |
泉鏡花『湯島詣』と柳田国男 ―小説のモデルとしての柳田国男― | 岩本由輝 |
東北の霊山と密教 | 月光善弘 |
山谷論 | 藤原勉 |
腰湯とハゴイダ | 和田文夫 |
疱瘡神のこと | 大友義助 |
陸前の庚申信仰について ―黒川郡大衡村の場合― | 小野寺正人 |
地頭地主の経営と年中行事 ―岩手県葛巻町江刈村本家― | 竹内利美 |
第14輯 1980年5月 | |
『文学界』時代の島崎藤村と柳田国男 | 岩本由輝 |
口承文芸の伝承 ―山形県における昔話研究― | 武田正 |
五駄鱈村と「鱈婿入」考 | 佐々木徳夫 |
古典にあらわれた?歌会の習俗 ―『風土記』『万葉集』とを中心として― | 芳賀清一 |
かくし念仏の記憶 | 佐々木悦子 |
大六天信仰について | 鈴木正夫 |
北上川における鮭漁の習俗 ―陸中日形四日市を中心にして― | 小野寺正人 |
土佐山村のムラとイエ ―高知県長岡郡東豊永村(現大豊町)中内― | 竹内利美 |
第15輯 1981年5月 | |
小諸における島崎藤村と柳田國男 | 岩本由輝 |
東北地方の裸回り | 安田尚道 |
アマハゲとアマミハギ | 三崎一夫 |
巫女の組織について | 佐藤敏悦 |
明治期の飯豊山信仰 ―飯豊山講社を中心に― | 鈴木岩弓 |
民具と山村生活 | 竹内利美 |
陸前田代島の大網漁 | 小野寺正人 |
第16輯 1982年5月 | |
島崎藤村と柳田國男の相互批判 | 岩本由輝 |
岩手のハヤマ | 岩崎敏夫 |
「もり供養」における〈伝承〉をめぐって | 鈴木岩弓 |
陸前箆岳・箆峰寺の修正会 | 小野寺正人 |
養蚕地帯の家族制度について ―福島県伊達郡旧所沢村の場合― | 三瓶源作 |
農具の裏付けとしての民具 | 佐々木長生 |
真澄遊覧記と宮城の民俗 | 竹内利美 |
第17輯 1983年5月 | |
「漁組」の構成と漁法 ―陸前沿海の旧漁業に即して― | 竹内利美 |
オサゴとツツコワケ | 和田文夫 |
「天正」年号のオシラサマ | 金野静一 |
旧仙台領内の鹿踊の系譜 | 千葉雄市 |
田村麻呂伝説と観音堂創建由来 ―北上川下流域の場合― | 小野寺正人 |
資料 福島家年中行事覚書 | 三崎一夫 |
第18輯 1984年5月 | |
島崎藤村と柳田國男との疎隔とその後 | 岩本由輝 |
巫者と憑霊 ―宮城県の事例から― | 川村邦光 |
シャーマニズム現代化の事例 | 佐藤敏悦 |
『遠野物語』に見る古峰ヶ原信仰 | 木村博 |
岩手の隠し念仏 | 門屋光昭 |
屋敷墓と屋敷神 ―宮城県東和町相川の場合― | 小野寺正人 |
第19輯 1985年5月 | |
山形県鮭川村京塚のサンゲサンゲ行事について | 大友義助 |
シンメイ巫女の生態と機能 ―モリコとワカとの比較の上で― | 佐治靖 |
『遠野物語』に見える古峯ヶ原信仰・補遺 | 木村博 |
阿武隈高地の「炭焼き」技術 ―福島県滝根町神俣の事例― | 岩崎真幸 |
阿武隈川の漁撈習俗 | 中富洋 |
弘化四年の大時化と鰹船の難船 | 小野寺正人 |
序説 東北太平洋岸の磯舟 | 三崎一夫 |
第20輯 1986年5月 | |
『東北民俗』20輯によせて | 竹内利美 |
<漁村研究特集> | |
櫓について | 田草川善助 |
青森県沿岸の大型漁撈用和船 ―テント・カワサキ・サンパ― | 昆政明 |
秋田のマルキ舟 | 鎌田幸男 |
庄内・越後のカワサキの消長 | 赤羽正春 |
三陸の漁村と他の地域とのつながり | 田中幹夫 |
三陸沿岸における信仰形態について ―『三陸沿岸の漁村と漁業習俗』より― | 佐島隆 |
ムラ境をめぐる民俗 ―三陸沿岸における漁村の場合― | 小野寺正人 |
朝日連峰の山村におけるクマ狩りについて ―タテシに着目して― | 池谷和信 |
『会津風俗帳』に現われた婚姻習俗 | 三瓶源作 |
東北地方のシャマニズム文化複合 ―憑依と脱魂の構図― | 川村邦光 |
第21輯 1987年5月 | |
山名と信仰 ―栗駒山と舟形山― | 竹内利美 |
仏の月の伝承と十月仏 ―「まいりの仏」再考― | 門屋光昭 |
下閉伊郡山田町における十月のホトケ祭祀 | 佐島隆 |
「忌みことば」研究 | 寺田節枝 |
山形県小国町五味沢におけるクマ狩りの行動とクマ祭りについて | 池谷和信 |
陸前地方の造船儀礼について | 三崎一夫 |
契約講と屋根葺きの合力慣行 ―宮城県東和町の場合― | 小野寺正人 |
第22輯 1988年5月 | |
旧漁業の漁組構造 ―漁船と漁撈組織― | 竹内利美 |
霊園のフォークロア ―福島県郡山市の東山霊園― | 野沢謙治 |
宮城県の鬼地名について | 小野寺正人 |
陸前陸中の妙音講 | 川島秀一 |
巫女の災因論(序説) ―陸中沿岸地方の事例から― | 神田より子 |
口寄せの機能と条件 | 佐藤敏悦 |
シャーマンとアンドロギュヌス | 川村邦光 |
第23輯 1989年5月 | |
布川・布佐点描 | 岩本由輝 |
山形県戸沢村今神神社の信仰について | 大友義助 |
イヅナと憑祈祷 ―日蓮宗寺院におけるシャーマニズム― | 川島秀一 |
神仏分離と修験の動向(1) ―陸前北部の末派修験の場合― | 小野寺正人 |
制度下の小祠・小堂 ―宮城県の一旧村の場合― | 三崎一夫 |
巫者と民俗治療 ―医療民俗学へ向けて― | 川村邦光 |
第24輯 1990年5月 | |
柳田國男と酒 | 岩本由輝 |
鰹船におけるカシキの宗教的役割 | 川島秀一 |
宮城県の「お八日」行事について | 三崎一夫 |
石巻市真野の「マノタタミ」について | 小野寺正人 |
異説「おくのほそ道」 ―「東北紀行記」の諸相― | 竹内利美 |
第25輯 1991年5月 | |
大嘗祭後の柳田國男 | 岩本由輝 |
山林と農民 ―陸前高田市生出の山林利用形態― | 小野寺正人 |
弘法という名の六部について | 川島秀一 |
「二人の祈祷師」 その修行・夢・巫業 ―陸中沿岸山田町の事例から― | 佐島隆 |
駒形根神社のご巡幸 | 千葉雄市 |
住吉神社の流鏑馬神事について | 吉田博令 |
宮城県の水祝儀について | 三崎一夫 |
薬莱山麓農山村の契約講 ―宮城県加美郡小野田町の場合― | 矢内論 |
第26輯 1992年5月 | |
「筆まかせ」 ―旅芸人の遊歴記― | 竹内利美 |
栗駒山の山名成立と変遷について | 小野寺正人 |
信達地方の小正月行事 | 三瓶源作 |
和船の造船工程 ―宮城県女川町の江島サッパの事例― | 成田暢 |
稲子沢の長者伝説と担い手 | 川島秀一 |
第27輯 1993年6月 | |
嫁入・聟入の婚礼と出会の婚礼 ―婚約者のために― | 竹内利美 |
菅江真澄と有隣の翁 | 小野寺正人 |
宮城の隠し念仏 ―鈴木三郎右衛門の法統を中心として― | 門屋光昭 |
金津のタナバタ行事について ―宮城県角田市尾山― | 三崎一夫 |
陸前北部の座頭について | 川島秀一 |
タイ農村での一宿一飯の記 ―私の採訪ノートから― | 岩本由輝 |
第28輯 1994年5月 | |
菅江真澄と有隣の翁(2) | 小野寺正人 |
山神の憑依について ―岩手県遠野地方の事例から― | 川島秀一 |
召命型巫女の成巫課程について ―宮城県における四事例の報告― | 三崎一夫 |
仙台在郷村落の芸能招待交流について | 千葉雄市 |
馬の民俗私考 | 竹内利美 |
第29輯 1995年6月 | |
羽田神社の祭礼とお山がけ | 川島秀一 |
山形県における「鬼迎え」について | 大友義助 |
安産祈願と医療 ―宮城県蔵王町安産仙翁の事例― | 合原香須美 |
馬と馬頭観音信仰 | 小野寺正人 |
宮城県の獅子舞の特色 | 千葉雄市 |
手漕ぎ船建造にみられる刳貫き技法の継承(4) ―青森県尻屋型イソブネ― | 田中幹夫 |
宮城の食文化(1) ―なぜ料理が発達しなかったか― | 佐藤敏悦 |
「かくれ里」伝承 ―庶民のユートピア― | 竹内利美 |
第30輯 1996年6月 | |
サムトの婆々と佐々木喜善 | 岩本由輝 |
伯父喜善と私 | 佐々木悦子 |
〔コラム〕誕生前 | 夏堀謹二郎 |
山形県村山市松念寺の双盤念仏について | 大友義助 |
能代のナゴメハギ | 稲雄次 |
『菅江真澄遊覧記』の民俗について ―「はしわの若葉続(仮題)」の場合― | 小野寺正人 |
神おろしのオシラサマ ―宮城県気仙沼地方の神様アソバセ― | 川島秀一 |
山上霊地の死者供養 ―清水の「もり供養」にみる近年の変化― | 鈴木岩弓 |
手漕ぎ船建造にみられる刳貫き技法の継承(5) ―白糠型イソブネ・泊型カッコブネ― | 田中幹夫 |
農村におけるキリスト教の布教 ―宮城県東和町米川カトリック教会の例(1)― | 及川宏幸 |
環境と生業からみた仙台地方 | 中富洋 |
団子を食べる日と粢を作る日 ―宮城の食文化(2)― | 佐藤敏悦 |
第31輯 1997年6月 | |
北上山地の鬼地名と伝説 ―宮城県登米郡東和町の場合― | 小野寺正人 |
手漕ぎ船建造にみられる刳貫き技法の継承(6) ―侍浜型カッコブネ― | 田中幹夫 |
「酒屋へ三里・醤油屋へ八里」 ―七ヶ宿街道のエピソード― | 木村博 |
宮城県東北部の念仏信仰に関する考察 ―本吉郡志津川町清水浜の事例を中心に― | 平山眞 |
宮城県の民俗学二人の先学 ―高橋清治郎・布施千造― | 三崎一夫 |
ハッケオキと六部殺し伝承 ―岩手県遠野地方の事例分析― | 川島秀一 |
仙台の小祠に伝わる文書について | 佐藤敏悦 |
第32輯 1998年6月 | |
「入谷阿部物語」の伝承世界 | 川島秀一 |
菅江真澄の故郷と生家 | 小野寺正人 |
「猿の生き肝」の類話群をめぐって ―『パンチャタントラ』から日本昔話まで― | 小田嶋利江 |
宮城県内の山の神信仰に関する考察 ―桃生郡鳴瀬町蒜新町地区の事例を中心に― | 平山真 |
手漕ぎ船建造にみられる刳貫き技法の継承(その7) ―茂師型ソウムダマ・ハンムダマ― | 田中幹夫 |
資料・地獄さがし」 | 佐藤敏悦 |
現代史と民俗 ―日本民俗学と日本近現代史に関する方法論上の問題を 中心に― | 佐藤雅也 |
東北地方の柳田国男の足跡 | 岩崎敏夫 |
第33輯 1999年6月 | |
仙南における修験道組織の展開 | 伊藤辰典 |
「歌詠み」の民俗 ―宮城県気仙沼地方の事例から― | 川島秀一 |
旧仙台藩領におけるカマ神の成立 | 小野寺正人 |
柳田國男「豆手帖から」の旅について | 三崎一夫 |
もてなしのカレイ ―宮城の食文化(3)― | 佐藤敏悦 |
第34輯 2000年7月 | |
旧家とオシラサマ ―陸前高田市生出の場合― | 小野寺正人 |
東北の巫祖伝承 | 川島秀一 |
牡鹿半島の病送り・虫送り | 及川宏幸 |
産婦のアシアライ ―産後三日目の習俗― | 鈴木由利子 |
白藤観音における報賽物の「倍返し」について | 加藤寛 |
只見町旧田子倉集落における狩猟採集の空間的広がり | 滝澤克彦 |
報告:日中稲作民俗文化合同研究会 | 佐藤敏悦 |
第35輯 2001年6月 | |
「東北民俗の会」40年の歩み | 三崎一夫 |
三陸沿岸の「唄いこみ」行事 ―小正月の漁労儀礼― | 川島秀一 |
山形県小国町小玉川におけるクマ肉贈与の実態とその意義 | 桝厚生 |
山村生活における野生植物利用の民俗 ―山形県戸沢村の場合― | 軽部望 |
女性の生活と山の神講 ―その変化をめぐって― | 半澤美保 |
託宣の広報と記録を巡って ―山形県東田川郡三川町成田新田の事例より― | 平山真 |
八戸市のキリスト教諸教会における死者祭祀への取り組み | 待井扶美子 |
第36輯 2002年6月 | |
「土間住居」の歴史 | 木村博 |
マンボウの民俗 | 川島秀一 |
新潟県山北町山熊田の熊狩り ―参加資格と分配をめぐって― | 村上一馬 |
農家とサケ漁 | 小谷竜介 |
津軽のカミサマの成巫過程 ―守り神を手がかりに― | アンドリューズ・ デール |
受け継がれた「武士気質」 ―仙台藩上口内要害における傘作りの事例から― | 武井基晃 |
開墾と社会生活 ―岩手県江刺市岩谷堂大名野地区― | 高橋美穂 |
東北民俗の会40周年記念 | |
民俗の会を始めた頃 | 岩崎敏夫 |
「東北民俗の会」創設について | 月光善弘 |
「みちのく」で学び習う | 岡田照子 |
堀一郎先生のこと | 杉山晃一 |
東北民俗の会の歩み | 資料提供・ 岡田重精 |
第37輯 2003年6月 | |
十三浜のムラ境とオイモノの変遷 | 小野寺正人 |
水口に植える香り米 | 佐藤敏悦 |
「花渕善兵衛のお通りだ」 ―蛇除けの呪いを伝える家の伝承― | 川島秀一 |
箟峯寺白山祭りの変化について | 大石寿之 |
水子供養の成立過程 ―宮城県鹿島台町慈明寺の事例― | 鈴木由利子 |
会津地方における馬頭観音信仰と三つの縁日 | 野沢謙治 |
第38輯 2004年6月 | |
「どぶろく」に遺された中世の酒造技術 〜宮城の食文化(四)〜 | 佐藤敏悦 |
東北太平洋岸のウミガメの民俗 | 川島秀一 |
鳴瀬の魚とり ―河川漁法をめぐる二、三の覚え書き― | 関口健 |
削りかけ習俗にみる「男根様」 ―山形県寒河江市平塩の御塞神祭から― | 今石みぎわ |
いわき市の笠踊り ―芸能の受容過程の一考察― | 太田史人 |
東北地方におけるキリスト教会の墓事情 ―アンケートの集計結果より― | 待井扶美子 |
吉田潤之介収集の船形山関連資料について ―船形山に魅せられて五十余年― | 小田嶋利江 |
第39輯 2005年6月 | |
善宝寺信仰論 序説 | 阿部友紀 |
「小便観音」の伝承誌 | 川島秀一 |
民間信仰の現代的変容について ―気仙地方の聖徳太子信仰を中心として | 門屋光昭 |
屋敷神信仰 ―福島県双葉郡浪江町請戸地区を中心として― | 小西治子 |
水子供養の成立 ―宮城県志田郡鹿島台町の事例― | 鈴木由利子 |
口内傘職人を支えた家族 ―製傘業終焉期の回想から― | 武井基晃 |
シビのきた浜 ―仙台市荒浜の漁業の民俗― | 中富洋 |
第40輯 2006年6月 | |
特集「民俗の現在」 | |
新島村若郷の大掛網 ―「シオを捕る」という漁法について― | 川島秀一 |
近世における「虫送り」の変容 ―会津の「風俗帳」を通して― | 岩崎真幸 |
新庄祭りにおける山車の変遷について | 川田祐司 |
民俗資料の活用と諸問題 ―回想法事業の取り組みを通して― | 車田敦 |
年中行事 ―いわきを中心として― | 吉田博令 |
名取北釜の甘藷 ―陸前南部沿岸村の生業誌― | 関口健 |
農村に生きた馬のはなし ―岩手県金ヶ崎町の民俗誌― | 田中育子 |
宮城県における白鳥信仰の分布とその展開 | 佐藤真衣 |
修験がになう寺社縁起 ―福島県郡山市日和田町における蛇骨地蔵堂縁起の検討から― | 渡邉久美子 |
第41輯 2007年6月 | |
霊園化する「霊場恐山」 ―近年の動向から― | 鈴木岩弓 |
死者供養における個性の表出 ―若松寺への「ムカサリ絵馬」奉納にみる― | 小田島建己 |
人工妊娠中絶と水子供養 ―産科医療技術の進歩という視点から― | 鈴木由利子 |
中門造りの類型 | 稲雄次 |
日本の「追込み漁」小史 | 川島秀一 |
伊豆沼の蝦漁と「バスバスターズ」 ―漁師の視点と景観復元への取り組み― | 車田敦 |
新庄まつりにおける山車の題材の変遷 | 川田祐司 |
姥捨て伝説と『遠野物語』 | 根本敬子 |
第42輯 2008年6月 | |
トビウオの追込み漁 | 川島秀一 |
仙台雀踊り | 稲雄次 |
効く祈願と効かない祈願 ―善宝寺龍王講にみる「ご利益」観― | 阿部友紀 |
養蚕から養殖へ ―戸倉半島一集落の生業サイクルの変遷を通して― | 小谷竜介 |
仙台競馬事始 ―明治の仙台における近代競馬の黎明― | 佐藤千尋 |
磐城における吉田氏について ―東北の南北朝時代を通して― | 吉田博令 |
「定義如来夏まつり」と地域社会 | 若林俊介 |
「非常時」への対応 ―岩手県八幡平市安代地区における食生活― | 佐藤梨恵 |
村落の非統一的多層性 ―宮城県白石市白川内親を事例に― | 岡山卓矢 |
報告:中国湖北省荊州市にて「河童犬」に似た石刻物を発見 | 陶思炎 |
第43輯 2009年6月 | |
柳田國男と仙台 | 鈴木岩弓 |
宮城県旧名取郡における一村落の構造 ―年序組織と契約― | 相澤出 |
小型沿岸捕鯨の民俗 | 川島秀一 |
チャセゴ | 稲雄次 |
馬と胡桃 ―仙台・蠣崎神社における習俗形成過程の考察― | 佐藤千尋 |
小正月の樹とその選択 ―岩手・宮城のアワボとヌルデを中心に | 今石みぎわ |
福島県の猫神碑と猫の石像 | 石黒伸一朗 |
きのこの民俗 ―東北人のきのこ談義― | 根本敬子 |
会津と越後の境界域をめぐる婚姻と婚礼用具 ―「両属」という視点から― | 門口実代 |
第44輯 2010年7月 | |
私の研究遍歴 ―巫俗と仏教のあいだ― | 佐々木宏幹 |
カキ筏とタタキ網漁 | 川島秀一 |
旧仙台領におけるカセドリ | 稲雄次 |
寺崎のはねこ踊りの群舞化に見る民俗と芸能 | 小谷竜介 |
「寒稽古」 ―大崎市田尻大貫新田ノ目の謡の伝承事例を通して― | 車田敦 |
「自分史」年表講座プログラムの立ち上げ過程 ―自分の歩んだ歴史を自分で記録化するシステムの構築を めざして― | 及川宏幸 |
牡鹿半島における嫁集団の社会的経済的機能 ―女講中の「長持渡し」について | 齋藤優美 |
村落空間論再考 ―「民俗」を可能にするもの― | 滝澤克彦 |
豆腐がつなぐ湯殿山麓と琉球紅型 ―六浄とルクジュウ― | 岩本由輝 |
人の一生について ―いわきを中心として― | 吉田博令 |
弘誓山医王院と真弓山観世寺 ―「安達ヶ原の鬼婆」をめぐる縁起の諸相― | 渡邊充洋 |
「田植踊」の踊らせ方 ―指導方法から見た身体技法の習得過程― | 沼田愛 |
家の神の共同性 ―津軽における屋内神/屋外神を巡って― | 安藤祐希 |
なぜムカサリ絵馬は「怖い話」として広まったのか | 金田明日香 |
日本民俗学会第62回年会の開催について | 鈴木岩弓 |
第45輯 2011年6月 | |
宮城県の猫薬師碑 | 石黒伸一朗 |
『会津農書』にみる田うないの民俗 | 佐々木長生 |
雪女の一考察 | 稲雄次 |
紀伊半島東岸のボラ網漁」 | 川島秀一 |
キノコと『遠野物語』 | 根本敬子 |
伝統工芸を支える職人仕事 ― 「京都ブランド」化された蒔絵筆― | 柏井容子 |
面の中から見る神楽 ― 牡鹿法印神楽の「実演」を通じて― | 星洋和 |
平成二十二年度公開講演会記事 | 加藤幸治 |
東北民俗の会創立50周年記念祝賀会について | 佐藤敏悦 |
三崎一夫先生を偲んで | 鈴木岩弓 |
第46輯 2012年6月 | |
拒絶された土葬 ―東日本大震災の現場から― | 佐藤敏悦 |
津波石の伝承誌 | 川島秀一 |
大崎耕土の産婆たち ―パラオでの産婆見習いを経て― | 鈴木由利子 |
現代に生きる『会津農書』 | 佐々木長生 |
ツブシウチとナワバリ | 稲雄次 |
民俗の変容の中で続くものの意味 ―岩手県北上市の葬送の手伝いと儀礼― | 武井基晃 |
飛島法木村落におけるタコツキの変遷 ―近世篇― | 新垣夢乃 |
村田町におけるアキハサン ―“廻り”の宗教民俗学― | 佐々木利恵 |
山伏神楽における演目の成立と展開 ―岩手県の事例を中心として― | 千葉暁子 |
食の経験と志向 ―青森県南部地方の女性の生活史から― | 土橋大典 |
第47輯 2013年6月 | |
インドとタイで暮らす ―父系の村と母系の村― | 杉山晃一 |
「奥州仙臺七福神」の成立と展開 ―近代編― | 黄緑萍 |
ケガレ論再考 ―竹駒神社にみる祓い清め― | アリマンシャル |
新川の「長命水」 ―爆ぜなかった擬「流行神」― | 小田島建己 |
住宅地における小規模どんと祭の特徴と機能 ―宮城県仙台市の事例から― | 高橋嘉代 |
飛島の「山帳」における書承の実態 | 川島秀一 |
飛島法木村落におけるタコツキの変遷 ―近代編― | 新垣夢乃 |
岩手の猫に関する石碑と石像 | 石黒伸一朗 |
「巫女」による教会の設立 ―秋田県湯沢市を事例に― | 高棹健太 |
雪地名 | 稲雄次 |
「きのこ」の滑稽な(ヲコな)物語 ―今昔物語集 巻二十八 本朝付世俗より― | 根本敬子 |
芸能を支えるしくみ ―青森県三戸郡新郷村金ヶ沢鶏舞の事例から― | 松江夏愛 |
第48輯 2014年6月 | |
東北から伝播した四国の鹿踊 | 大本敬久 |
郷土食の再発見 ―宮城の食文化(五)― | 佐藤敏悦 |
島田飴まつり | 稲雄次 |
宮城南部の狼信仰 | 石黒伸一朗 |
山上霊地の死者供養 ―大光院のホトケヤマ― | 鈴木岩弓 |
「餌買日記」に描かれたカツオ漁 | 川島秀一 |
佐渡島旧三瀬村におけるタコ穴をめぐる裁判記録の分析 ―明治一六・一七年の新潟県始審裁判所相川支庁と 東京控訴裁判所の言渡書の分析から― | 新垣夢乃 |
紹介 渡辺幸任著『出羽三山信仰と月山筍』 | 岩鼻通明 |
卒論・修論発表会要旨 | 上野亮太・ 遠藤みゆ |
第49輯 2015年6月 | |
近代化の中の仏教寺院と地域社会の変容 ―福岡県篠栗町の事例から | 鈴木正崇 |
金津流鹿踊の系譜 〜相去経由の鹿踊(鶴羽衣系・上門岡系)について〜) | 及川宏幸 |
畑道の上の墓 ―岩沼市の西部にみられる諸事例に照射して― | 小田島建己 |
宮城の犬に関する石碑 | 石黒伸一朗 |
三居沢不動における水子供養の成立と展開 | 陳宣聿 |
庚申塔が語る村社会 ―『会津農書』出現の夜明け前― | 佐々木長生 |
雪のことわざ | 稲雄次 |
東北地方におけるポックリ信仰の諸相 | 陳甜 |
南の島の素潜り漁 ―沖永良部島の漁師の自然観― | 川島秀一 |
通信誌『東北民俗学会便り第一号』について | 岩崎真幸 |
第50輯 2016年6月 | |
第50輯記念特集「私と東北民俗」 | |
私と東北民俗【柳田國男 最後の旅 仙台】 | 岡田照子 |
私と東北民俗 | 岩本由輝 |
思い出す人々 | 芳賀清一 |
最初の研究発表『東北民俗』 | 佐々木長生 |
大崎耕土の餅食文化 | 車田敦 |
大崎低湿地の災害伝承 | 川島秀一 |
仙台大観音 ―胎内空間と順礼― | 小田島建己 |
仙台市内のニュータウン等における「コミュニティどんと祭」の 会場配置 ―いわゆる「焼却場」に注目して― | 高橋嘉代 |
亘理明和女学院の裁縫教育 | 鈴木由利子 |
ムラの子供の集団とその行事 ―宮城県名取市植松の植松北天神講をめぐる記録と記憶― | 相澤出 |
気仙沼大島における漂着神の信仰 | 小野寺佑紀 |
田植え歌の中の猿と鹿 | 野沢謙治 |
福島県中通りの狼信仰 | 石黒伸一朗 |
金津流鹿踊の系譜(二) ―石関系の鹿踊について― | 及川宏幸 |
八戸地方における山伏神楽の春祈祷 ―白銀四頭権現神楽を例に― | 小林力 |
雪の和菓子 | 稲雄次 |
民間宗教者の知識と実践 ―カミサマ系巫者とその周縁― | 葛西栄美子 |
巫者による「神社」創設とその実態に関して ―宮城県石巻市の事例から― | 鈴木琳子 |
牛の角突きと山古志の人々のくらし ―新潟県中越地震以降の新たなつながりつくり― | 前田諒 |
『東北民俗』第1輯〜第50輯目録 | |
『東北民俗』の掲載論文に見る研究動向 | 佐藤敏悦 |
第51輯 2017年6月 | |
近世日蓮宗と修験道の常民強化 ―『修験故事便覧』と『修験檀問愚答集』― | 宮家準 |
地域の子供の集団とその行事の変遷 ―宮城県名取市植松の天神講のこれまで― | 相澤出 |
泉松陵のチャセゴ | 稲雄次 |
石巻の抱衣塚 ―神職日野志學と女医山崎富子に関係する石碑― | 石黒伸一朗 |
土地の石をめぐる石工の伝承 ―東松島市の野蒜石― | 小田嶋利江 |
互市再考 ―仙北地方の市と商人― | 山本志乃 |
ハタハタ漁と籤引き神事 | 川島秀一 |
金津流鹿踊りの系譜(三) ―系譜の整理― | 及川宏幸 |
選挙と信仰の接点 ―「選挙カミサマ」と呼ばれる民間巫者を事例に― | アンドリューズ・ デール |
新盆行事におけるじゃんがら念仏踊り ―上遠野町青年会の調査から― | 齋藤りぼん |
海難者を祀る習俗 ―気仙沼地方の事例を中心に― | 小野寺佑紀 |
東北大学における解剖体慰霊の変遷 | 田淵彩加 |
オタナサマ信仰の一事例 ―山形県米沢市六郷町長橋地区を中心に― | 古舘睦 |
青森県津軽地方の鬼信仰再考 ―西津軽郡鰺ヶ沢町を中心に― | 櫻井歓太郎 |
第52輯 2018年6月 | |
家屋敷と俗信 ―身近な異界と境界― | 常光徹 |
釣師浜の震災前後の漁業 | 川島秀一 |
防潮堤と屋敷神 ―気仙沼市の事例から― | 小野寺佑紀 |
黒川郡大和町鶴巣地区ますざわ講の伝承 ―話が伝わることと生まれること― | 小田嶋利江 |
現代における伊達政宗を祀る寺社の祭礼と観光化 | 劉建華 |
「どんと祭」運営資料における使用物品の分類と記述について: 宮城県仙台市泉区の事例から | 高橋嘉代 |
オオカミに守られている村 ―福島県飯舘村の狼信仰― | 石黒伸一朗 |
岩手県気仙地方の鹿踊 ―鹿踊伝播の歴史と特徴― | 及川宏幸 |
岩手のチャセゴとカセドリ」 | 稲雄次 |
死者の弔いをめぐる司祭と信徒のまなざし ―中新田ハリストス正教会の「木製十字架」の事例を通して― | 佐ア愛 |
第53輯 2019年6月 | |
姥神・奪衣婆信仰の地域的展開 〜中部地方を中心に〜 | 松崎憲三 |
民俗研究黎明期の仙台における郷土への眼差し | 鳥居建己 |
宮城県のハリストス正教会(一) ―教会の変遷を整理し把握する― | 及川宏幸 |
土地の石をめぐる石工の伝承 その二 ―野蒜石の岩蔵― | 小田嶋利江 |
年中行事と行事食 〜宮城の食文化(六)〜 | 佐藤敏悦 |
猫稲荷神社へ奉納された猫を描いた絵馬 ―福島県川俣町― | 石黒伸一朗 |
昭和三一年「農事日誌」にみる農家の生産と生活 | 佐藤利明 |
ケンケン漁の始まりと伝播 | 川島秀一 |
銚子市沿岸における海難者供養 ―立正佼成会の「水難供養」を事例に― | 小野寺佑紀 |
雷地名 | 稲雄次 |
第54輯 2020年6月 | |
仙台駄菓子と民俗学 〜石橋幸作と東北民俗の会をめぐって〜 | 佐藤敏悦 |
明治後期における渡波塩田の堀と舟運 | 星洋和 |
土地の石をめぐる石工の伝承 その三 ―石によるくらしの道具― | 小田嶋利江 |
宮城県のハリストス正教会(二) ―教会・伝道地の変遷消長を整理する― | 及川宏幸 |
村葬と戦没者記念碑から見た戦没者の慰霊 ―宮城県気仙沼市(旧本吉郡大島村)を事例として― | 郭立東 |
猫を祀る養蚕神社の養蚕信仰 ―岩手県一関市花泉町― | 石黒伸一朗 |
吉田三郎の著作にみる溜池灌漑 | 今井雅之 |
志摩・前島半島における海難者供養 ―志摩市志摩町片田の「浜遊び」を事例に― | 小野寺佑紀 |
進藤松司の「漁民手記」 | 川島秀一 |
雷の昔話 | 稲雄次 |
第55輯 2021年6月 | |
宮城県南部の蛇図像がある石碑 | 石黒伸一朗 |
亘理荒浜「はらこめし」のはじまり | 武田恵美 |
「はらこめし」とその周辺 〜宮城の食文化(七)〜 | 佐藤敏悦 |
ふいご祭りとその変遷 ―衰退のなかで伝承される祈りの心― | 今野正巳 |
宮城県気仙沼市における打ち囃子の展開 ―みなとまつりに着目した素描― | 荒木真歩 |
早池峰系関口神楽の成立について | 中嶋奈津子 |
宮城県一関市の「お飾り」 | 東資子 |
岩手県南のハリストス正教会 ―旧仙台藩領北域教会・伝道地の変遷消長を整理する― | 及川宏幸 |
海難遺族と遺児 ―気仙沼地方の事例から― | 小野寺佑紀 |
シタモノと刺網漁 ―福島県新地町の固定式刺網漁から― | 川島秀一 |
山之神講における山追いと供養 ―福島県川内村小田代集落の事例から― | 金子祥之 |
家畜守護神の現代 | 三津山智香 |
菅江真澄と冬季雷 | 稲雄次 |
第56輯 2022年6月 | |
『船形山手引艸』をめぐるこころみ ―西のお山と東のお山― | 小田嶋利江 |
「震災」と「民俗」 | 鳥居建己 |
津波常習地における海難者の供養 ―明治三陸津波を事例として― | 小野寺佑紀 |
黒川郡の田遊びと田植踊 | 笠原信男 |
宮城県南部の蛇供養・蛇霊神などの石碑 | 石黒伸一朗 |
金華山信仰についての報告 | 田村優衣 |
祭を「ミせる場」「スる場」としての「どんと祭」会場の 構築過程 ―宮城県仙台市の事例から― | 高橋嘉代 |
岩手県一関市大東町の大原水かけ祭り ―位相と展開― | 東資子 |
大迫町亀ケ森地区における大償神楽の伝播と伝承経路について | 中嶋奈津子 |
岩手県南・宮城県北のハリストス正教会 ―「顕栄会」の生成過程とその周辺を整理する― | 及川宏幸 |
ナダとオキの生態民俗 ―福島県新地町の固定式刺網漁から― | 川島秀一 |
青森県におけるシロウオ漁の概要 | 太田原潤 |
杉浦健一の「中奥の民間信仰」受容と“理論”への着眼 ―国立民族博物館所蔵ノートの翻刻を通じて― | 會澤健裕 |
菅江真澄と雪の民具 ―「しんべ」と「しそ」の再考― | 稲雄次 |
第57輯 2023年6月 | |
宮城県における正月の獅子舞 | 笠原信男 |
宮城県北部の在来種のルタバガ ―大島カブを事例として― | 小野寺佑紀 |
木伐り木出しの伝承(一) ―ソリ引き・馬車引きの手わざ― | 小田嶋利江 |
宮城県丸森町における「永代供養墓」の実態 | 今野正巳 |
秋田の三峯神社 | 石黒伸一朗 |
分割による杉沢比山・式舞五演目の振り付けの構造分析 | 平井暁子 |
岩手県一関市域の鹿踊 ―市域発生及び起源鹿踊の系譜整理― | 及川宏幸 |
岩手県の祭り概観 | 東資子 |
明治・大正期における郷土玩具の流通ネットワーク ―福島県郡山市デコ屋敷の事例分析から― | 増藤雄大 |
鮮魚から活魚まで ―福島県新地町のイサバと漁業者― | 川島秀一 |
菅江真澄と「えずい」 | 稲雄次 |
第58輯 2024年6月 | |
東北民俗の会公開講演会 東北民俗の学び | 野本寛一 |
大崎市松山の岩クド | 伊藤優 |
木伐り木出しの伝承(二) ―木伐り・キンマ出しの手わざ― | 小田嶋利江 |
気仙川のシロウオ漁 | 小野寺佑紀 |
ヒラメを求めた旅 ―福島県新地町の仲買い業者の軌跡― | 川島秀一 |
南部杜氏による「松尾大神碑」建立 | 丹羽英二 |
宮城県丸森町の「一代塔」 ―込める祈りの変遷から― | 今野正巳 |
秋田の三峯山大権現・三峯神社の石碑 | 石黒伸一朗 |
岩手県一関市域の鹿踊(二) ―大原山口鹿踊の伝播と特徴整理― | 及川宏幸 |
植物を吊り下げる注連縄 | 笠原信男 |
「どんと祭」におけるCOVID−19対策と担い手及び 来場者たちの見解 ―『河北新報』掲載記事に注目して― | 高橋嘉代 |
明治・大正期の双葉町ダルマ市 ―統計資料の分析から― | 星洋和 |
コンテンポラリーなだるまの絵付けにみるヴァナキュラー・ アート性 | 鳥居建己 |
菅江真澄と蜃気楼 | 稲雄次 |